SIer新人プログラミング教育
新人が入ってくると最初に行われるのはプログラミング方法の教育です。
言語はJava。
大規模開発で最もよく使われる言語なので妥当な選択だと思います。
しかし、Javaを教えると言ってもそれほどJavaらしいことを教えるわけではないと思います。
if文であったり、while文であったり、15年前の言語から変わりません。
一応オブジェクト指向という言葉は教えるし、継承などの考え方も教えます。
けれど教育時に作るサンプルプログラムは、オブジェクト指向とは遠く離れた15年前のプログラミング方法で作られます。
「教育だから」「はじめは簡単なものから」
そうやって15年前の技法しか知らない新人達は、実際の開発でもその技法でコーディングをおこない、粗雑なプログラムが作られていきます。
現場で教える方も15年前の技法しか知らないものだから、結局何年たっても15年前の技法から進歩しません。
SEと呼ばれる職種は数年たつとプログラミングをおこなわなくなります。
オブジェクト指向の本質を理解し使いこなすには、それ相応の年月が必要だと思いますが、そこにたどり着く前にプログラミングをやめてしまいます。
そして、後輩に15年前の技法を教える立場になってしまうのです。